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香港では株式の売却益は非課税なのか?

更新日:2023年8月7日

香港では株式の売却益に税金はかかるのでしょうか。


取引の性質で課税か非課税かが決まる。資本性(Capital nature)の取引は非課税。

 香港ではキャピタルゲインは非課税です。但し、「キャピタルゲインが非課税なので、株式の売却益は非課税」となるわけではありません。

 株式の売却益は非課税になるケース(資本性の取引)と課税されるケース(トレーディング取引)があります。資本性の取引かどうかは個別の案件毎に判断されます。

判断の基準には取引の動機、保有期間、取引の頻度、契約内容、どのように運用されていたか等があります。


 保有期間はどれくらいなら良いのか、取引の頻度はどの程度なら大丈夫なのかという点が気になるところですが、これに関しては明確な基準があるわけではありません。

 案件毎に取引の背景を考慮して税務局が資本性の取引かどうかを判断することになります。


結論

 香港では株式の売却益は資本性の取引と判断された場合には非課税です。資本性の取引かどうかは取引の背景(取引の動機、保有期間、取引の頻度、契約内容、どのように運用されていたか等)を考慮して税務局が判断します。



参考

 香港法人の株式を売買した際には印紙税が発生します。印紙税の金額は株式の売買価格と対象となる法人の純資産の金額のうち大きい金額の0.2%(2021年8月1日より0.26%) になります。

グループ内での株式譲渡であれば、印紙税免除の申請することが可能です。





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