セーシェルは最も人気のあるオフショアの1つです。セーシェルIBC (International Business Company) の株主・取締役の情報は非公開であり、セーシェル国外の源泉所得はセーシェルで課税されません。セーシェル法人 (セーシェルIBC) 設立の手順についてご説明します。
セーシェルについて
タックスヘイブンと言えばケイマン諸島や英国バージン諸島のあるカリブ海を思い浮かべてしまいますが、セーシェル共和国はアフリカの東側、インド洋に位置します。主要産業は観光。人口13万人 (2023年、世銀)。
セーシェル法人の特徴
セーシェルIBCの特徴は以下になります。
株主1名、取締役1名で設立可能 (兼任可能)
セーシェル外の源泉所得はセーシェルで非課税
セーシェル内の源泉所得がない場合は年次報告書、財務諸表の提出義務はなし
資本金の最低額はなし
株主・取締役・実質的所有者の情報は非公開
セーシェルの登録事務所に会計記録を保管する必要あり
セーシェル法人設立に必要なもの
セーシェルIBC設立に必要な書類は以下になります。
株主・取締役・実質的支配者の身分証明書(パスポート等)
株主・取締役・実質的支配者の住所証明(過去3ヶ月以内の電気代請求書等)
上記の証明書のコピーは弁護士・会計士等の原本証明が必要
Company Information Table (会社、株主、取締役等の情報を記載)
Politically Exposed Person (PEP) Self-Declaration Form
Activation documents(エージェントが用意する書類に必要事項を記載しサインする)
セーシェル法人設立の流れ
簡単に言うと、上記の株主・取締役・実質的支配者のIDと住所証明、弊社が用意する書類に必要事項を記載して提出していただければ会社設立できます。以下は具体的な手続きになります。
前述のIDと住所証明、Company information table、PEPに記入、サインして提出していただきます。Company Information tableには希望する会社名、資本金、会社のビジネス、株主、取締役、会社の実質的所有者の情報等が含まれています。
提出していただいた情報を確認します。通常はここで数回やり取りが発生します。会社の設立に問題がないと認められる場合に請求書を発行します。
入金確認後に会社設立を申請します。約2日で設立完了。
以下のActivation documentsをお送りしますので、サインが必要なものはサイン後PDFを返送していただきます。
Resolution of Subscriber in Writing
First Board Resolution
Consent to Act as Director
Application for Shares
Declaration of Beneficial Ownership
Share Certificate
Register of Directors
Register of Members
Register of Beneficial Owners
以下にある「セーシェル法人設立後に受け取る書類等」をお送りします。
セーシェル法人設立後に受け取る書類等
Certificate of Incorporation
Memorandum and Articles of Association
Register of Directors, Members, and Beneficial Owners
Company Seal
Company Chop
First Board Resolution
Consent to Act as Director
Application for Shares
Declaration of Beneficial Ownership
Share Certificate
セーシェル法人設立をご検討中の方は遠慮なくご相談ください。
また、グループ会社のカンフーコンサルティングでは様々なオフショア法人の設立を取り扱っております。
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